2020年2月2日日曜日

DAYS STORIES

日々どんなだろう。
どうして過ごしているだろう。
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。
忙しくしているのだろうか。
人と会っていないと、人がどうしているのか、想像力が欠けてくる。
結婚したり別れていたり、子が生まれたりしているのだという。
そうゆうことを、気にしなくなってくる、つまり自分中心になってくる。
忙しくしていると、周りが見えなくなってくる、
こう(目線がせばまるというジェスチャーをして)なってくる。
そうでしょう。

さいきん、テッド・チャンを読んでいる。評価がすごいのはさておいて、ほんとうに面白い。本を読む楽しさを思い出させてくれる。何だか、考えていたこと色んなことを、言われてしまった気分だ。すごいものだと思う。
ここまですごいものがあって、一つ思うのは、ストーリーというもの。これは、なにかを語るためのすごく分かりやすい手段で。だいたい、抽象的に思える作品でも、それは絵画や音楽もそうだけど、なんらかのストーリー、抑揚、あがりさがりメリハリ、そうしたことが意識されている。それに至るまでの文脈というのもそうだ。
それはきっと、人の歴史のなかで自然とそうなっている、馴染む方法として、語られている。継がれている。
文脈とか、順番とか、そうゆうものから私たちは自由になれないのか。あるいは、人に伝えるということが前提なわけだから、必然的なのか。
なにか、新しい言い方はないのだろうか。
しかしテッドチャンの物語に、そうゆうところに触れる部分はあるな。
ではなく詩、とか、画、といった形式で、異なる言い方はないのだろうか。
ほら、聞いてごらん、アイラーのサックス。あれは、なにだろう。その人そのもの。その人のその時間そのもの。
そうして音楽に接近していく。うーん。
音楽的なものと、物語的なもの。時間で伝えるものと、感受する時間は気にしないもの。感覚とロジック。韻文と散文。
どちらでもない言い方はないのかな。
面白ければいいじゃない、すごいと思えたら。
それはそれでそうなのだけど、そうじゃないところをもう少し考えたい。
ライフ・ストーリーではないか、とちょっと思った。つまり、生活の芸術化ではなく芸術の生活化……という話にも近づいていくけれど、自分の時間そのものを作品とする、とか。
が、それもどうだろう。もう少し考えていきたい。
またひとつの流れとして、いわゆる“クリエイティブ”というものでみられる文体にも反発心がある。とても便利で分かりやすいけれど。
分かりやすければよいのか……、と。
しかし分かりやすいものをつくる人はすごい。
けれど、考えているうちに締切がくる、締切がないと人はものをつくらない。
締切なしでものをつくり続けられる人はすごい。
そんなことを一人で考えながら、私はまたセロリを煮ている。
すこし端折った物言いをしている。





「印象派#2」
コンセプトと声 大沢 
撮影構成編集 阿部隆大
2019.1.25


ブログを書いていないから、ここ1年のことを振り返っておこうと思った。だいたい、昨年初めの、今成哲夫のCD以来なにも書いていない。
阿部隆大の展示の告知までか。
http://howlmag.blogspot.com/2019/01/blog-post.html


秋以降は、完全にピストルで仕事ばかりしていた。
たいへんだったけど、面白かったです。
ここでは、仕事以外をふりかえる。
なにだったか


(2018

・アオケンさんの個展企画協力 於 Gallery HANA SHIMOKITAZAWA
「横スクロール」
「男の抽象、女の具象ーー青山健一・池間由布子 ライブ」
https://www.g-hana.jp/2019/06/190628/

展示の企画的なことは、いつだってやりたい。





・イベント「STRONG FOLK」於 下北沢ケージ
https://strongfolk0916cage.wixsite.com/mysite
西村明展さんが素敵な写真を撮ってくれたけれどアップできていない。
やりだすと没頭してしまう。イベントはたいへん。瞬間芸術。
まあ最高でした。




・チラシをつくったり

BUSHBASH NuSpray 8.15

危うし!吉田寮!!勝手に応援祭り 東京篇 11.3 BUSHBASH


  


・ZINEのレイアウトをしたり

HAND SAW PRESS + シャラポア野口 ゆる飲み読書会
『「現場からの治療論」という物語』編
https://twitter.com/ashiyuu/status/1211897680202366977?s=20




・自作もすこし

「画廊新聞-平成-展」於 新宿眼科画廊
https://www.gankagarou.com/s201904heiseiten

TOMORROW ワインラベル展




(2019
上記動画「印象派#2」
ぼくが酔っ払って語った音声をもとに、
阿部さんが作ってくれた映像作品。
於 美學校の「現代アートの勝手口」修了展
「ライフイズエクストリームティンダー」
https://bigakko.jp/news/2020/katteguchi_tokubetu_exhibition

いい折に、リミックスしたものをつくってみたい。