2012年11月11日日曜日

風街るるど


12月2日(日)の午後。下北沢、スズナリやユニオンのある辺り、少し坂をのぼったところにある、下北沢カトリック世田谷教会にて音楽+ミニバザールとご飲食なイベント「風街るるど」を行います。 風街とは大口を叩いたみたいでもありますが、私らが「14時の恋人たち」とか「クマに鈴と過ごす最高にスウィートな午後」などとタイトルを考えているうち彼が「風街……はどうかな」と言ったのでよしそれだ! と決まりました。いいじゃない、爽やかで。まだ見ぬ、風街の風、そこに走り去る幻たち。しかし「走れ、走れ」とすごく明るい。あはは。で、 企画は、クマに鈴のレーベル「鶏口午後」、僕、WEBショップのアQ

エントランスは1,000円。半分を、教会に寄付します。クリスマスに教会より行われる、いわきの被災者住宅サポートセンターへの寄付へあてられます。

イベント時間帯は14時〜17時で、出演者は美麗なピアノのJANIS CRUNCHさん、僕がショーン・レノンを勝手に想う、美しい唄とストレンジなノイズのダニエル・クオンさん、パッショネイトな3ピースバンド虫の知らせと、この前ブログに書いたクマに鈴です。
フライヤーの時点で3種類ある、摩訶不思議なイベントです。掲出のフライヤー(Photo by Natsu Ohara)はぼくが作ったものですが、アQ作と平木元氏の、素敵なやつがあと2つあります。見つけても違うイベントと思わないで下さい。全部集めたら一杯おごります。

それと食事は、ホットワインとトリッパ、おでんにポテトサラダ予定。アQと、ケータリングユニットの給食当番さん。※花金漬はやむなく中止となりました。さかもとは来ますが。
それで、クリスマスにぴったりの物販、大道芸、インスタレーションを種々揃え、お庭はミニバザールの様相となります。
アQがWEB上で販売しているカバンやグッズ、アクセサリー等を販売するほか、スウィートなオルゴールの作り手、TROISさん、アクセサリーをVeronichicaさんが出店します。
会場装飾を、現代彫刻的な浮遊感のクロタヌキさん。それと夕方頃からですが、”せせらぎ”さんによる、巨大な羊の姿をした大道芸が始まります。会場設計は、よしさと君です。

ああもう12時、ではない、12月ですね。それは風のように、気づく間もなく。師走とか言いますが、今年最後の箸休めに、お越し下さい。 終ってもまだ5時だからそのあとぱーっと飲んでもまだ8時くらいという最高の午後になる気がいたします。ちなみに18時すぎより打ち上げしますので、よければ皆さんお越し下さい。詳細は当日お伝えします。

あと、しごく内輪な情報ですが、京都からテツオも来てくれるそうです。
彼は「晴れるねえ」と言いました。ええ、抜群に晴れます。よろしくどうぞ。

2012年10月22日月曜日

クマに鈴

熊の巣穴の深みから飛び出るフリークポップ
 
 夜中、やさしいギターの音がする。どこかへ連れて行ってくれる。甘いコード、ゆっ
くり弾いてる。井の頭の池の向う側から、かすかに響いている。そっちに行かなくても
、静かに聞こえる。時おり鴨の夜鳴きや人らの笑い声、酔払いのあいさつの声がする。
アコーディオンもかすかに響く。

 クマに、鈴。熊に鈴は似合わないだろう。ましてや鈴は熊よけに使われるくらいだか
ら、鈴をつけられたクマは、うんざりしてしまうだろう。滑稽ともシュールともつかな
い、よく分からない図を想ってしまう。
「先生、音楽とは何なのでしょうか?」音楽そのものに一心に溶け入ることのできる人
らがいる。楽器を奏で出すと、楽しくて仕方がない。楽しいうちにやっていると、何か
作品が出来ている。もちろん、そればかりでやっていける人というのは、ほんの一握り
だろうけれど。彼らはとんとそうでない。悩んでいる。彼らの言葉や映像を見れば分か
るけど、自分たちの出せる最大限の形象を求め、もがいている。この楽曲からは、もが
きぬいて解き放たれて、浮いている悩みを感じる。「キーワードは“生身”です」生活
していることの不可思議を不可思議のまま、宙に解き放っている。
そして、素敵にしゅっとまとまっている。だから色んな感情、冗談、本気、入り混じっ
てふいと顔を出す。そこに触れ、新しい仲間に出会ったように急に笑いが止まらなくな
ったり、急にシリアスな気分になったり、触れ過ぎてウルサいから一曲跳ばしたくなっ
たりする。

 音楽や映画、本や芝居。好きな人はどんどん深みに入っていき、あまりに好きだと深
みから出るのが厭になってしまう。人はそうして、マニアックになる。マニアックにな
ると、あの人はマニアックだから……と人びとから敬遠されたりする。しかしマニアも
マニアで、わかってはいる。深みに浸って、ひとりか数人で、楽しんでいながらも、同
好の人が少なく、大きなライブやパーティもないものだから、分かり合えないのは仕方
ないけど、寂しいなとも思う。持て余したりもする。結局趣味というのは、一面、空虚
の穴の周りを懸命に廻っているだけなのだから。

 クマに鈴はきっとマニアだ。音楽の、濃厚な。でも、そうマニアックでありつつも、
誰にでも伝わるものを作りたい。そうして悩んで、たぶん人間力でもって、面白い音楽
をつくった。親しみやすいメロディー、アメリカーナのようなアコースティックを基調
に、時に電子機器やラップを交え、こだわりぬいた美しい唄をつくっている。

 どこか懐かしいメロディーでもある。気づけば音は、頭のどこかでエンドレスに再生
され続けている。愛おしいポップスのように、怪奇現象の音のように、とても優しく、
ささやく鈴の音のように鳴り続けている。「斉藤さんと、横山、田中……」とか。
 
それは悩ましげな、素敵なデュオなのです。
11月11日。ポッキー&プリッツの日ですね。その日に1stアルバム完成記念パーティを
するそうです。皆さんお集りをお願い致します。場所は幡ヶ谷、forestlimits。

いろいろと、人も出るようです。詳細はこちらでしょう。
http://www.myspace.com/kumanisuzu
  
  
よろしくです。

12月2日に彼らと共同企画でイベントをする予定です。追ってお伝えします。
 

2012年9月16日日曜日

ツルレイシ2

ゴーヤが気になって調べているのだけど、本名はツルレイシって言うらしい。何でゴーヤが気になるかと言うと、HOWLという雑誌をつくろうとして、それがたち流れそうになりまたCALEという雑誌をたち流そうとしているところに、彼が言った「ハウルとケールとゴーヤ」その語感に手応えを感じたので、ゴーヤについて調べている。何か可能性を求めている。
それにしても夜は長い、あれだけ飲んでそれで散歩して、寝過ごしてようやく終電で吉祥寺まで行き着いてもまだ月はナナメ、猫の眼のように光っており、公園の池にもコイや鴨、ギター弾きや酔っぱらいなどが群れ騒がしい。けれどまだまだ静寂の方が勝ち、静寂のなかオデンのコップにビールとサイダーを混ぜて飲んでいると、ああ、夜は長いなあ! と思った。いや何を思ったかは色々思ったけど、夜は長いなんて思ったろうか、分からない。うんでも長かったようだった。だって未だ続いている。
夜空が藍色で青色で黒くて、月が木の間に白く黄色く輝いていて、そんな絵を描きたいと思った。帰ってすぐにそこにある板に色々塗りたくったら、途方も無く空とは違う色面が出来た。月のかたちもそこには無い。
最近久しぶりに絵を描いてる。何だか砂丘のように本やらうずくまっていた部屋、気を吐いて片付けると足の踏み場も空間も色々出来ていて、とても居心地がよくなった。だから、といってもそれは今日のことなのだけど、今日からまた絵を描き始めた。
文章が書けない、ああやだ、もう内容がない、目的ないと出来ない! そう思って筆がまるきり進まなかったのだけど、どうも絵を描いていると、書けるような気がするのは何故だろうか。
絵と言っても、何やら得体の知れない物物を 貼り付けては、放っといて、塗りつぶしては、放っといて、、という事を繰り返すうちに出来ているような、抽象的なものであって、何かボナールのような、確固たる形象をデッサンを、描きたいのだけれど、素養も勉強もしていないので、一向にそうはならない。なれない。きっと、何かを一心に描く―描写することで、カタチというものは出来ていくのでしょうか。何かあるカタチをそのまま使うのでは、なくてね。